2016年2月29日月曜日

USCMA(米国公認管理会計士)合格に向けて、オススメ教材の選び方

日商簿記検定1級でもなく、USCPAでもなく、私は米国公認管理会計士(USCMA)を取るぞ~、と思い立った方には、次にやっていただくこととして、教材の購入をしていただきたいですここで大切なのは、絶対に、古いバージョンの教材を購入するのはやめましょう。こういうところでお金を節約するのは得策ではないですので、決意を固めた方はぜひ最新版を購入してください。また、Part1とPart2をセット購入する方が安いかもしれませんが、私は一冊ずつ購入しました。

教材の二強は、GLEIMかWILEYですが、私は両方とも使っていたので、その優劣について言わせてもらえるのであれば、どちらもなかなか甲乙つけがたいところがあります。

どちらかと言えば、GLEIM(CMA Review 15th Edition)は式、表、文書がキュッと凝縮されていて、若干読みにくい反面、重要な単語が太字になっていたり、一つのトピックに割かれているページ数が少ないので、挫折しにくいかもしれません紙がわら半紙のような感じでWILEYの半分くらいの厚さですが、これ一冊で合格まで十分到達できますので、この一冊を信じてやってください。章末には問題がたくさん載っています(各章80-100問ずつくらい)。電話帳みたいな感じで本当に骨が折れますが、解説もしっかりと読んで理解してください。どちらかと言えば、インプット部分が少なくて、あとは問題を解きながら覚えていってね、というスタンスの教材ですね。私はこの本を全部カッターで分割して、一章ずつ会社とかカフェとかに持っていって空いた時間に勉強していました。破いてしまっても罪悪感のない感じの装丁です。GLEIMの問題は難問、という感じのものは少ないので、8割くらいを目標に勉強してもらえればよいと思います。

もう一つのWILEY(CMA Learning System 2013)ですが、こちらはGLEIMに比べて、本が厚いです。装丁がきれいなので、きれいな参考書が欲しい、ということでしたらWILEYがお勧めです。こちらは、章立てがきれいで読みやすく、一つ一つのトピックに割かれているページ数が多いですから教科書的な使い方をするのに向いています。GLEIMよりも親切な解説です。WILEYの場合、問題は例題が章末に10問くらいついているだけですので、これを購入する時は、問題が収録されているCDも一緒に購入してくださいこのCDはすごい内容量ですので、これをこなせば合格まで届きます。また、章毎の正答率の計算や、間違った問題だけを抽出する機能がついているので、使いこんでいくと無駄な問題を繰り返す必要がなくなってきて効率的です。結構難しい問題もありますので、CDの問題が7-8割くらい解ければ十分かと思います。

私はPart1をGLEIM、Part2をGLEIMで不合格、WILEYで合格したので、どちらが良いとも言えない部分があります。みなさんご自身で判断いただければと思います。私はどちらかと言えばGLEIMのスタンスの方が簡潔で好きでしたけれど。ですので、GLEIMをPart1だけ購入してみて、いまいち私にはあわない、わかりにくい、ということでしたら、WILEYにしてみると良いかもしれません。

3 件のコメント:

  1. こんにちは、エーザイCFOの柳良平さんのプロフィールに米国公認管理会計士と記載があり、調べているうちにこちらにたどり着きました。国内上場企業の財務部で連結決算を担当していますが、やや管理会計的なことも業務に入るようになってきており、一度基礎から学びたいと考えております。
    紹介されているテキストを購入して、まずはどの様なものか見てみようかと思っているのですが、差し支えなければどの様にして入手されたのかご教示頂けないでしょうか。

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  2. 期末業務に追われており、回答が遅くなり失礼いたしました。
    GLEIMのホームページ(英語)から、テキストのみ購入しました(CDROMなどが付いたものがありますが、私はそれがなくても十分に合格できると思います)。テキストはまとめて2冊買うと安くなりますが、私はCMAを本気で目指すか当時は悩んでいたこともあり、割高ですが、Part1,Part2と別々に購入しました。

    ご回答になっていますでしょうか?

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    1. ご回答ありがとうございます。GLEIMのホームページを見るとテキスト単品での販売はなく、問題集のソフトつき(TestBank)しか無さそうだったので、お伺いした次第です。方針が変わったのかもしれないですね。中古や他の会社のものをあたってみようと思います。ありがとうございます。

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